GWに地域のだんじり祭りを見た子ども達が多く、「だんじりを作りたい!」という子ども達の一言から「たんぽぽだんじりまつり」の活動が始まりました。
 約一ヶ月かけてだんじりを作ったり、お店屋さんを作ったり、うちわや衣装を作ったり、準備を進めていきました。
 今回の活動は、子どもたちが自分達で考え、自分達で必要な物を用意し、自分たちで役割を考えた「たこやき」「ベビーカステラ」「まとあて」「かきごおり」の4つのお店のおまつりです。
 それぞれのお店のグループごとに毎日準備を進めました。「たこやきのソースを塗りたいから茶色の絵の具をください!」「かきごおりの味つけをするから○色と○色の絵の具を用意しよう!」「ベビーカステラは顔を描いて、それが当たりってことにしよう!」と自分たちで考えたり、工夫したり、試行錯誤しながら作りました。時には意見がぶつかったり、「私が!」「僕が!」と言い合いになることもありましたが、それも経験です。自分の思いだけでなく、友達にも思いがあることに気付いたり、その思いや考えを取り入れようとする姿が少しずつ見られるようになりました。
 また、登園後やお弁当の後の好きな遊びの時間にも自主的にお店の準備を進めるグループや、チケット作りなどをしている子もいました。
 そして今日、いよいよ本番です!年少すみれ組、年長さくら組にチケットを持って行き「たんぽぽだんじりまつりに来てください!」と招待しました。そして順番に2部制でおまつりを行いました。
 オープニングはだんじりの練り歩き。手作りのうちわを持って、楽器を鳴らし、だんじりを曳いて登場しました。
 おまつりのお店屋さんは大盛況!
「いらっしゃいませ!」「おいしいですよ!」
と呼び込みをしたり、
「何味にしますか?」「マヨネーズはかけますか?」とお店屋さんになりきってやり取りを楽しんでいる様子の子ども達でした。
 終わった後の子ども達はやりきった表情で、満足感と充実感に溢れていました。子どもたちに感想を聞いてみると
「たくさんお客さんが来てくれて嬉しかった!」「どうぞって渡すのが楽しかった!」「全部楽しかった!」
と、笑顔で話してくれました。

 お客さんが来てくれた嬉しさや喜びだけでなく、自分たちで考えて、準備を進めてきたことが達成できた喜びや満足感に繋がったのではないかと思います。このおまつりをきっかけに、これからもやりたいことを見つけてどんどん挑戦していって欲しいなと思います。

 たんぽぽだんじりまつり、大成功!!