入園案内

Q&A

甲南幼稚園はどんな幼稚園ですか。

幼稚園を訪れた方から、「子どもたちがとても明るく、のびのびと生活していますね。」 と、 よく言われます。子どもたちの行動を見ていただきますと分かりますように、十分な活動の場があり、その中で一人一人あるいは仲間と、自分たちの生活を築いていく様子が見受けられます。

“生活を築く”とは、自由気ままに過ごすことではなく、日常生活を営むための必要な知識や習慣を身に付け、自己を形成していくことです。生活の基礎を培いながら、遊びや活動、そして四季折々の行事などを通して、子どもは成長していきます。日々の繰り返しのなかで“自分のことは自分でできる”ようになることがまず一番大切です。

このように、生活力を育てながら“やりたいことを見つけ、自分の気持ちを表現し、行動できる子ども”にと、ひとりひとり目標をもって育てているのが、本園の保育です。しかし、園生活だけでその目標を達成することはできません。子どもたちの成長のために幼稚園と家庭とが信頼を基に、緊密な連携をとることも大切だと考えています。

通園バスはありますか。

通園バスはありません。下記のことをよくお読みください。

(1) “歩く”ことは体作りの基本
子どもにとって“歩く”ことは基礎体力をつける大事なひとつです。ご家庭では、子どもと一緒にどれくらい歩いていますか。親の都合により5、6分で行ける場所に車を利用しているということはありませんか。
歩くことを日頃から家庭生活の中でやっていなければ、入園後、お子様が苦労します。この機会に生活の見直しをしてみてください。
リュック(日々必要な物の他にお弁当が入る)を背負い、ときには“持ち帰りカバン”に、絵本、工作物、着替えなど子どもによっては、毎日沢山の荷物を持って歩かなければなりません。その上、雨の日は傘もささなければなりません。暑さ寒さの厳しい日も含めて、日々の通園で体力と共に気力も育てていきます。
そして、何かと忙しい保護者の方々にとって、四季折々を肌で感じて通園することは、子どもとの大切な対話の機会でもあると考えています。 幼児期にしかできない親子の触れ合いのひとときを、親子でしっかりと手を繋いでつくって頂きたいと願っています。

(2) 公共交通機関を利用し、親子で手を繋いでの通園を奨励しています。
通園では、各家庭の保護者をはじめ、責任ある人と一緒に公共の乗り物を利用しての送り迎えを奨励しています。
小学校に入学すれば、自分の力で通学をしなければなりません。そのために、通園指導を実施しています。“社会生活のマナー”を1年間、2年間又は3年間の通園で、保護者とともに体験しながら、下記のことなどを身につけるよう指導しています。
・ いつも決まった道(通園路)を親子2列で歩く。(雨天時は1列)
・ 信号の見方や、正しい横断の仕方を知り、安全な歩き方を身につける。
・ 公共の場でふざけたり、大声を出したりしない。(歩くときも)

※園(学校も含む)付近は、駐車禁止区域です。ご来園(校)の際は、駐車する場所がございませんので、公共交通機関のご利用をお願いします。

自家用車での通園はできますか。

自家用車による通園は禁止とはいたしませんが、Q2での記述のように親子で手を繋ぎ、公共の乗り物を利用しての通園を奨励しています。自家用車を利用する場合は、規定の書類等を事前に提出し利用していただいています。また、学園には駐車場がありませんので、近隣の駐車場を利用していただいています。

制服はありますか。

制服はありません。子どもが、活動しやすい服装であれば自由です。
主な規定の物は、通園カバン・帽子(女児は夏帽子のみ)です。

給食をしていますか。

実施していません。現在、週に4回のお弁当日がありますが、ご家庭で子どもに合わせて作られるお弁当を食べることで、感謝の気持ちを持つよう指導しています。また、金曜日は、建学の精神にもあるように質実剛健(質素倹約)を目的にし、「おにぎりの日」としています。
それぞれの子どもや年齢に合わせた目標を、 家庭と共に持ちながら、楽しい昼食の一時を過ごしています。

甲南小学校への進学はできますか。

幼稚園卒園後は、全員甲南小学校へ進学します。内部入学テストは行いません。
幼小一貫教育が本学園の教育方針です。

なかよし会とはどんなことですか。

異年齢の子どもたちがチームで活動する縦割り保育のことです。チームは4チーム(赤・黄・青・白)で、先生が1名つきます。新入園児のチーム分けは、5月頃子どもたちの様子を見て決定します。卒園までチームは変わりません。月に数回活動をします。保護者に参加していただくこともあります。

なかよし会では、めあてに沿った活動を一緒にしたり、遊んだりします。お弁当を一緒に食べる時もあります。その関わりから、教えあったり、助け合ったりして思いやりを育てます。また、同年齢同士とは違った、チームとしての仲間意識も育ってきます。
地域に以前みられた子ども社会を再現する機会となればと考えています。主な活動や準備物等があるときは、前もってお知らせします。

行事の中に“交流会”とありますが、どんなことをするのですか。

“交流会”について
教員による幼小連絡委員会(幼稚園と小学校の連携を密にするための会)で計画を立て、関係する学年と協力をして実施します。今までに下記のようなプログラムを実施しています。
なお、 交流の内容は年度によって変更します。

1学期・4年生児童と一緒に
(例)4年生が、自作の魚釣りゲームや宝探しゲームを用意して、お店屋さんをしてくれる。園児はそこにお客さんとして参加する。その後、お弁当を一緒に食べる。

2学期・2年生児童と一緒に
(例)園児と2年生が一緒に歌をうたったり、簡単なゲームを楽しんだりする。

3学期・6年生児童と一緒に
(例)6年生が、合奏や合唱を聴かせてくれる。また、転がしドッジボールや折り紙を共に楽しむ。 その後、お弁当を一緒に食べる。

また、音楽や体育や図工等の専科の教員等が園児と触れ合い、和太鼓を教えてもらったり、プールに一緒に入ったり等の時間を楽しむこともあります。

「園庭利用」や「施設・設備利用」について、詳しく教えてください。

◎「園庭利用」について
昨今、日々の生活の中で親子が安心して遊べる場所が少なくなりました。また、当園の子どもたちは、近隣に限らず他市からも通園してきています。そのため保育終了後、家に一度帰ってからでは友達と一緒に遊びにくい環境でもあります。

そこで、思いきり友達と遊んだり、保育中にしていた遊びの続きをしたりできるよう、園庭を開放しています。保護者同士も子どもの遊ぶ様子を見ながら、会話を楽しむ姿もうかがえます。なお、弟妹の利用も認めています。安全面から小学校児童の使用は禁止しています。
利用開始は、新学期に園児や保護者の方に利用の仕方の説明をしてからとなります。

◎「施設・設備利用」について
幼稚園の保護者の方がよく利用されるのは、お子様の誕生会等です。誕生日月のご家庭がグループとなり、園庭や多目的室等で、 簡単な昼食やおやつを用意されたり、楽しいゲームを考えられたりして、ひとときを過ごされています。

保護者が参加できる活動を教えてください。

子どもたちが安定した情緒で充実した園生活を過ごすためには、幼稚園と家庭とがより良い連携を保つ必要があると考えます。そのためにも保護者の方にはさまざまな行事への協力をしていただいたり、保護者会・懇談会などに参加していただいたりします。また、保護者によるボランティアグループ<ブックシャワー>が図書コーナーの運営に関わっています。

それ以外にも、自由参加ですが親睦スポーツ大会(ソフトバレーボール)も実施しており、学年の保護者同士が仲良くなるよい機会にもなっています。

なかよし幼稚園とはどんなことですか。

未就園のお子様を対象とした、園庭・園舎開放のことです。7月・9月に3回ほど行っています。10時から11時半まで、親子で園庭や保育室で、こうさく遊びや親子遊び等を楽しんでいただいています。